最新のCsIシンチレータを使用したフラットパネル検出器 1717SCV

1717SCV外観
  • 1717SCVは最新のヨウ化セシウム系シンチレータ(CsI)を用いた動物用フラットパネル検出器です
  • CsIを用いることにより同等なイメージクオリティでは従来型のGOSに比べ約40%のX線量を低減することができます
  • また同じ撮影条件では従来型のGOSに比べ低ノイズ、高コントラストを得ることができます
  • フルサイズなので大型犬用にも安心してお使い頂けます
  • ピクセルサイズ127μmにより高分解能画像を実現
1717SCV仕様

*シンチレータがGOSタイプの1717SGVも用意しております

※5年保証の対象は2024年3月以後に設置したパネルで、お客様の痂疲があった場合を除きます。パネル以外の部品は1年保証となります

画像比較

同じ撮影条件での画像比較
CsIの方がGOSに比べて高いコントラストが得られている
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  • CsIの方がGOSより高いコントラストが得られています(当社比)
同じ撮影条件での画像比較
CsIの方がGOSに比べノイズが低減されている
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  • CsIの方がGOSに比べノイズが低減されています(当社比)
同等のイメージクオリティでの比較
CsIの方がGOSに比べX線量が低減されている
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  • CsIの方がGOSに比べX線量を低減することが可能です(当社比)

なぜCsIシンチレータが重要なのか?

フラットパネル検出器の仕組み
フラットパネル検出器の仕組み
  • X線がフラットパネル検出器に入射すると、シンチレータはX線のエネルギーを吸収して発光します
  • その光信号はTFTパネルで電気信号に変換、さらにROICによってアナログ/デジタル変換され、最終的にデジタルデータとして読みだされます
  • フラットパネルの心臓部と言えるのがシンチレータで、その特性はシンチレータの特性により大きく左右されるといえます
GOSタイプとCsIタイプの比較
GOSタイプとCsIタイプの比較イメージ
  • 現在フラットパネル検出器で使われているシンチレータは主にヨウ化セシウム系のCsIとガドリニウム系のGOSの2種類です
  • GOSタイプは、素材が安定しているため管理しやすく、価格も安価にできる傾向があります
  • 一方CsIタイプは結晶が針のような構造で直線性に優れるため、X線の分散を最小限とし、光信号を最大限センサーに伝えることができます
GOSタイプとCsIタイプのDQE
CsIによりGOSに比べてDQEを30%向上させることができます(当社比)
  • フラットパネル検出器の物理的特性を比較する尺度として、主に検出量子効率(DQE:Detective Quantum Efficiency)が用いられます
  • CsIを用いることにより、GOSに比べてDQEを約30%向上させることができます*1(当社比)
  • 但し、最終的な画像品質は画像処理系、画像表示系、人間の視覚特性も含めた総合的な画像品質を考慮する必要があります